オーストラリアの運転免許と警察
Sidの10行海外紀行 Vol.4, NO. 001

  オーストラリアに赴任し、まず必要な物の一つとし運転免許証がある。
赴任の当初は日本からの国際免許証で運転出来るが、ニューサウスウエール州では赴任者は赴任後3ヶ月以内にオーストラリア の運転免許証を取得することが推奨されている。
 オーストラリアでは日本の免許証を見せてもオーストラリアの免許証を発行してくれない。
免許を新たに取るためには、まず始め学科試験を受ける。実はこの試験は無料で何度受けてもかまわない。実際はこの試験、 パソコン相手にモニタに出てくる45問の 4者択一問題で41問正解すると合格。刻々の自分の点数がわかり、合格点に達しないと其の時点で試験は終わる。しかし調子よく満点に近づくと緊張が走る。
 日本人は日本語の試験問題がなく、英語で受験する。中国、タイ、インドネシア、韓国人は母国語で受験できるが、残念な がら日本語はサポートされていない。試験は制限時間がなく、辞書を引き引きやってもOK。話による事前に予約すれば通 訳も付けてくれるそうだ。但し、相談したり交通規則の本の持込は禁止。これに合格すると初心者は"L"マーク(Learner)と仮免許証が与えられ、6ヶ月間の路上運転練習が義務付けられ ている。Lマーク者は運転できる人に同乗を願い、運転練習を始める。私の娘がオーストラリアで運転免許を取ったとき は私が助手席に同乗し指導した?。
 Lマーク取得後6ヶ月間路上運転練習を終えた者または、日本の運転免許証を持ったも のは日本で言う運転試験所(RTA:Road Traffic Authority)に行き実地試験を受ける。これに合格すると正式の運転免許証がもらえる。

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